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クリニックブログ

☆デンタルフロスの使い方☆

どうしてフロスをつかわないといけないの?
歯ブラシでブラッシングしただけでは、歯と歯の間は十分磨けない事があります。歯垢や食べかす、ステイン(着色汚れ)が残ってしまいます。みなさんもご存じのとおり、ムシ歯や歯周病の原因は歯垢です。そこで、デンタルフロスを使って、歯ブラシでは届かない、歯の側面についた歯垢や、歯と歯の間に入りこんだ食べかすを、きれいに取り除きましょう。そして、きれいで健康な歯を保ちましょう。
特に、若い方は、昔に比べて、あごが小さく、歯並びの悪い方が増えています。こういった、歯並びが悪いところは、歯ブラシが届きにくく、歯垢や、食べかす、ステイン(着色汚れ)が残ってしまいがちです。また、乳歯の頃は、歯と歯の間に隙間があるのが普通です(永久歯が生えるスペースを確保するため)。しかし、最近では、乳歯の頃から歯と歯の間がつまったお子さんが多く、歯と歯の間の歯垢をしっかりととることが難しくなっています。お母さんやお父さんがお子さんにフロスを使ってあげたり、使い方を教えてあげて、小さい頃から習慣付けしてあげてください。
2.基本となるフロスの持ち方
慣れるまでは、鏡を見ながらあせらずゆっくりと行ってください。
[フロスの基本の持ち方]
1.フロスを約40cm程(指先からひじまで)の長さに切ります。
2.フロスの片側を左手中指に2~3回巻きつけます。
3.さらに両手の間隔が10~15cmになるように右手中指に残りの部分をはずれないように巻きつけます。
(※女性は10cmくらいがお勧めです。)
4.両手の親指と人差し指でつまんでピンとはります。
このとき指の間は、1~2cmはなしてください。
(※短めにもって、ピンとはることが大切です。)
3.場所によるフロスの持ち方と使い方
フロスは、場所によって使い方がやや異なります。お知りになりたい場所をクリックしてください。
 

 
上の前歯

[持ち方]
左もしくは右手の親指ともう一方の手の人差し指で上向きにフロスを押さえます。

上の奥歯

[持ち方]
両手の人差し指で上向きにフロスを押さえます。 

下の奥歯

[持ち方]
両手の人差し指で下向きにフロスを押さえます。

[上の歯への挿入の仕方]
片方の手の指を奥の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れます。歯と歯の間に斜めにスライドさせながら、前後にゆっくり動かし、一度歯ぐきの上あたりまでゆっくりと引き上げます。
(※糸をピンと張っていなかったり、力まかせに無理に挿入してしまうと、歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。)

[下の歯への挿入の仕方]
片方の手の指を奥の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れます。歯と歯の間に斜めにスライドさせながら、前後にゆっくり動かし、一度歯ぐきの下あたりまでゆっくりと引き下げます。
(※糸をピンと張っていなかったり、力まかせに無理に挿入してしまうと、歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。)

清掃の仕方
フロスを歯にひっかけるようにして、上下に数回動かし、歯の側面を清掃します。同じことを隣の歯の側面でも行ってください。
[抜き方]
挿入と逆になるよう、ゆっくりと抜いてください。もしうまく抜けない場合は、片方の指からフロスをはずして、ゆっくりと前から引き抜いてください。
[次の歯へ]
次の歯と歯の間を清掃するときは、使用した部分をずらして、新しい部分で同じ操作を繰り返してください。
※図中の赤い個所は、使用した部分です。
[最後に]
すべての歯と歯の間を清掃し終わったら、お口を軽くすすいでください。

まずは初診相談にお申し込みください。